大妻女子大学教授(メディア&ジャーナリズム、国際政治)。1979年~2012年、朝日新聞記者。大阪社会部を経て東京・外報部(現国際報道部)へ。ナイロビ支局長、アメリカ総局(ワシントン)員、ニューヨーク支局長等を経て東京・大阪の編集局長補佐、編集委員。2012年から現職。著書に『ヨーロッパ社会主義はいま』(共著)など。論文に「イラク復興―変遷を重ねる米国の対国連政策」「イスラム体制下におけるイランのマス・メディア」など。311東日本大震災後、学生たちと被災地への訪問・調査を続ける。

記事・論文

巨大なメディアだからできること、足かせになること

五十嵐 浩司

報道にかかわった個々人の思いではなく、マス・メディアの組織としての動きや記憶の継承を捉えたい――この研究はこうして始まった。この「組織メディア」という観点からふり返ってみると、世界に類のない...

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